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お知らせ

妊婦様のコロナワクチン接種について(2月17日追記)
2021-08-16
カテゴリ:コロナ対策
重要
2022年2月1日 内容を追記しました。
新型コロナウィルスワクチン(以下コロナワクチン) 接種について、
弊院の方針を以下の通りお示しします。

・妊娠中、時期を問わず妊婦ご自身のコロナワクチン接種をご検討下さい。
3回目の速やかな接種をご検討下さい。
・接種の前後に妊婦健診などで胎児心拍を確認するとより安心です。
・接種後は比較的高頻度で発熱することがあります。
 ご希望の方には解熱鎮痛剤を予防接種前に処方します。
・妊婦と同居のワクチン接種対象者は、ワクチン接種を積極的にご検討下さい。

妊娠後期に感染すると、重症化しやすく母児にとって脅威となります。
感染妊婦はかかりつけ医での分娩が出来ず、都の指定する医療機関での分娩となります。
受け入れ先が見つからず、23区外での分娩となる可能性もあります。
感染妊婦の分娩は帝王切開が選択されることがほとんどです。
お見舞いも出来ず、母児分離を余儀なくされます。
感染すると過大な不都合が生じます。
今一度、感染対策の強化とワクチン接種検討をお願いします。

接種前後に妊婦健診以外で胎児心拍確認を希望する方におかれましては、
診察のご予約は不要です。診療時間内に直接ご来院下さい。
解熱鎮痛剤の処方(自費)もこの際に対応致します。

この方針は、
詳細は上記リンクをご参照下さい。

国内で2021年8月時点で薬事承認され法に基づいて接種できる
ファイザー社製ならびに武田/モデルナ社製ワクチンは
mRNAワクチンという種類のワクチンです。
お薬など外的要因により赤ちゃんに奇形を起こしうる器官形成期(妊娠12週まで)は、
コロナワクチン接種も控えておいた方が精神衛生上安心かもしれませんが、
現時点でmRNAワクチンに赤ちゃんに奇形や胎盤等の障害を
起こすという報告はありません。
すでに多くの接種経験のある海外の妊婦に対するワクチン接種に関する情報では、
妊娠初期を含め妊婦さんとおなかの赤ちゃん双方を守るとされています。
さらに接種前後に妊婦健診などで胎児心拍を確認すればより安心感が増すものと思われます。

コロナワクチン接種後、
高熱や頭痛がみられるケースがあります。
実際、就労に支障が出るケースもあるため、
接種後の発熱を見越して1~2日間解熱鎮痛剤を予防内服する
ケースもございます。

妊婦が解熱鎮痛剤を使用する場合、
アセトアミノフェンが最も安全です。
ドラッグストア等で市販品をお求めの場合は
「アセトアミノフェン単剤のもの」と店員・薬剤師に
お伝え下さい。
具体的にはバファリンルナJやタイレノールAなどが該当します。

他の解熱鎮痛剤成分に関しては妊娠に影響が出ることが報告されているため、
ご自身の判断で服用されることは絶対におやめ下さい。
特にバファリンには複数の製品がありますので、
ご購入の際にはお気をつけ下さい。
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