人工妊娠中絶
人工妊娠中絶は、母体保護法第 14 条に該当する場合に施行可能です。
該当者は以下の通りです。
1 .妊娠の継続または分娩が身体的または経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの
2 .暴行もしくは脅迫によってまたは抵抗もしくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの
配偶者(パートナー)の同意
上記の 1 項に関して本人および配偶者(未婚者はパートナー)の同意が必要です。
手術・処置の方法
手術は日帰りで行います。手術当日の朝に来院していただき、あらかじめ細い棒状の器材を子宮頸管に入れて3時間ほど待機して拡張を行います。手術室で静脈麻酔で眠った後、子宮の入り口から吸引器または鉗子という器具を挿入して妊娠組織を吸引・摘出します。子宮の中は肉眼的に観察出来ないので、お腹の上からエコーを当てて手術器具の位置を確認しながら手術操作を行います。術後は2~3時間程度院内で経過観察を行った後、問題がなければ同日に帰宅可能です。
麻酔方法
自発呼吸が止まらない程度に静脈(点滴)から鎮痛・鎮静薬を投与し、意識がない状態にします(静脈麻酔)。日帰りが前提の短時間で終わる手術なので、麻薬や筋弛緩薬は用いません。
合併症等
① 子宮は柔らかいため、処置の際に稀に子宮に穴が開くこと(子宮穿孔)があります。子宮穿孔が確認されたときは、開腹手術などで修復手術をすることがあります。
② 稀に出血が多くなることがあります。子宮の収縮が不良の場合は子宮収縮薬を投与しますが、出血が多量の場合には輸血を行うこともあります。
③ 術後に子宮内に感染を起こす可能性があります。激しい下腹痛や発熱があれば、入院して抗菌薬で治療することがあります。
④ 子宮内容物は十分除去しますが、それでも稀に組織が残ることがあります。このために出血が長期間続くようであれば、残った組織を再手術で除去することがあります。
⑤ 静脈麻酔の際、誤嚥や過度の血圧低下・呼吸抑制、薬剤へのアレルギー反応などを起こすことがあります。その場合は、気道確保や酸素・薬物投与などを行います。
② 稀に出血が多くなることがあります。子宮の収縮が不良の場合は子宮収縮薬を投与しますが、出血が多量の場合には輸血を行うこともあります。
③ 術後に子宮内に感染を起こす可能性があります。激しい下腹痛や発熱があれば、入院して抗菌薬で治療することがあります。
④ 子宮内容物は十分除去しますが、それでも稀に組織が残ることがあります。このために出血が長期間続くようであれば、残った組織を再手術で除去することがあります。
⑤ 静脈麻酔の際、誤嚥や過度の血圧低下・呼吸抑制、薬剤へのアレルギー反応などを起こすことがあります。その場合は、気道確保や酸素・薬物投与などを行います。
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